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通信速度比較

【FREETEL編】24時間比較! 格安SIM・MVNOの通信速度を徹底調査

2017/04/05

【FREETEL編】24時間比較! 格安SIM・MVNOの通信速度を徹底調査

格安SIMの中で、独自の携帯端末の開発を手掛ける「FREETEL(フリーテル)」について、24時間ごとの受信速度と送信速度を計測する実測調査を実施しました。通信情報を取得できる計測アプリ「PS-Test」を用いて、各時間帯の通信に関するデータ情報を集計しています。測定には、横浜みなとみらいにあるビルの一室にて、混雑時間帯となる午前12時から翌日午前11時まで計測を行っています。

集計データの分析に伴い、FREETELの参考基準値として、回線供給元であるドコモの実測値を参照しています。同じ回線でも使用するSIMごとに通信速度にどのくらい変化があるのか、2社の速度推移をグラフ上に反映したので、実際の測定結果を見ていきましょう。

FREETELにおける通信速度の時間帯別推移

FREETELにおける通信速度の時間帯別推移

上記の図から、FREETELとドコモの通信速度を比べると、全体的にドコモの方が安定した通信状況を保ち、高いパフォーマンスを示していることが分かります。受信速度に関して、測定開始時の12時から15時までの時間帯を除き、ドコモでは15Mbps前後で推移しています。一方、FREETELでは、日中はほとんど3Mbpsにも届かない通信状況となり、非常に厳しい状態にあるといえます。日付が変わる深夜にかけて受信速度が急上昇し、ドコモ以上の数値を示す場面もありましたが、利用者の少ない時間帯である点が気がかりです。

日常的にデータ通信を行う機会が多い日中に速度が伸び悩んでいるため、実際に利用しているユーザーにとっては、とても利用しづらい環境下にあるのではないかと思われます。速度が停滞している時間帯の平均受信速度を算出した結果、1.4Mbpsほどしかなく、テキストベースのWEBサイトの閲覧ならともかく、画像の多いECサイトなどの閲覧では表示するのに時間がとてもかかる可能性があります。

具体的な参考例として、ヤフーのトップページをブラウザで表示するだけでも、場合によっては30秒くらいはかかる計算となります。FREETELを使われているユーザーが快適な通信速度を求める場合は、極力モバイルデータ通信は行わずにWi-Fi接続にする必要があるでしょう。

また、送信速度に関しては、受信速度と比べると、時間帯にかかわらず安定しており、5Mbps前後の一定した速度を保っています。ただ、送信速度の数値も一概にも高い水準とは言えない状況であることを念頭に置く必要があります。

FREETELに関する通信速度の最大値・平均値について

キャリア名 最大値 平均値
受信速度 送信速度 受信速度 送信速度
FREETEL 28.2Mbps 8.1Mbps 8.2Mbps 6.9Mbps
ドコモ 24.8Mbps 22.8Mbps 17.3Mbps 14.2Mbps

※赤い箇所について、各値に対する優位性が高いものを示しています。

上記の表は、2社の受信速度と送信速度の最大値・平均値を算出したデータです。一部の項目を除き、ドコモが全体として高いパフォーマンスを発揮しています。FREETELの受信速度は、最大値28.2Mbps、平均値8.2Mbps、ドコモは最大値24.8Mbps、17.3Mbpsと、受信速度の最大値ではFREETELもドコモに引けを取らないパフォーマンスを発揮していますが、平均すると2倍以上もの差がありました。

何よりも、深夜帯に受信速度が改善したことにより、FREETELの平均値が底上げされた結果となっています。例外的な数値に影響されない中央値で換算すると、受信速度は2.6Mbpsの計算となり、日常的に繋がりにくい状況であるといえます。動画の視聴やWEBサイトの閲覧にはストレスがかかる場合があるので、メールの確認などデータ容量が少ないものに留めておくとよいでしょう。

送信速度は、FREETELの最大値8.1Mbps、平均値6.9Mbps、ドコモ最大値22.8Mbps、平均値14.2Mbpsとなり、ドコモのほうが優位な結果となりました。ドコモよりは低い数値となっていますが、FREETELの送信速度は、受信速度よりは良好な数値といえます。あまり高解像度の動画像をアップロードしない限りは、スムーズなデータ通信が行えるでしょう。

総評

今回の測定結果について、FREETELよりもドコモの方が全体的に優勢となっています。通信速度の観点からだと、ドコモ以外の選択肢がないように思えてしまいますが、そもそも格安SIMはキャリアよりも繋がりにくいものであると認識することが重要です。

通信速度以外で見れば、FREETELの場合、月額999円から新品のスマートフォンが利用できる点が大きな魅力といえます。ドコモで最新機種を購入する場合、月額7,000~8,000円の月額料金がかかりますが、FREETELにすると月額999円で最新機種が利用できるだけでなく、次のバージョンの最新機種が発売したり、端末が故障したりすれば、残債の支払なしで機種の乗り換えが可能です。(※ただし、条件によっては費用がかかる場合があります。)また、SNSへのパケット通信料が無料となるサービスや、10分以内の通話が無料となるサービスがセットになっています。

通信速度が不安定な面と、月額料金の安さとサービスが豊富な面のバランスを見ながら、自分に合った携帯キャリアを選択することが大切です。現状のFREETELはお世辞にも繋がりやすい状態とはいえないので、運営側の早急な対応が必要といえるでしょう。

なお、測定環境によって、各社の電波状況や通信速度が異なる場合があります。FREETELの測定数値は3月29日(水)12時~3月30日(木)11時までの測定結果をもとにしています。また、比較基準として使用したドコモの数値は3月8日(水)12時~3月9日(木)11時のデータを参照しています。

これまでのキャリアを含めた測定結果に関しては、下記からご参考にしていただけたらと思います。今後も引き続き、格安SIM(MVNO)の通信速度の調査を進めて参ります。

注意事項

※測定に利用した端末は、各社の「Galaxy S6 edge」(simロック解除済み)を利用しています。端末によって利用できない周波数が出ないよう考慮し測定を実施しています。

※本測定結果は、実測データを元にした調査結果です。実測結果は測定時間や周囲の環境などの諸条件により変動します。また、各通信会社ともネットワークの品質向上に日々取り組んでいるため、あくまでも取得時のデータです。

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