トップページ > コラム一覧 > 格安SIM・LINEモバイルの通信速度比較【MVNO24時間測定】

通信速度比較

格安SIM・LINEモバイルの通信速度比較【MVNO24時間測定】

2017/04/04

格安SIM・LINEモバイルの通信速度比較【MVNO24時間測定】

メッセンジャーアプリで有名なLINEから発売している格安SIM「LINEモバイル」の通信速度を24時間かけて実測調査を行いました。定量的に通信速度が計測できる測定アプリ「PS-Test」を用いて、各時間帯の受信速度と送信速度の変化を集計データとしてまとめました。測定には、横浜みなとみらいにあるビルの一室にて、お昼の12時から翌日の11時まで実施しています。

集計データの参考基準値として、LINEモバイルの回線供給元であるドコモの実測値を参照し、それぞれの通信速度の違いが分かるよう比較しています。LINEモバイルとドコモの通信速度にどれくらい差があるのか、下図のグラフから詳しく見ていきましょう。

LINEモバイルにおける通信速度の時間帯別推移

LINEモバイルにおける通信速度の時間帯別推移

上図からLINEモバイルとドコモの通信速度を比べた場合、受信速度、送信速度ともに回線元のドコモが高いパフォーマンスを示す結果となりました。時間帯ごとに各社の通信速度を見ていくと、受信速度に関して、2社ともに混雑時間帯である12時台では5Mbps以上の速度が出ていましたが、混雑が解消されはじめる14時台にドコモの大幅な速度の低下がグラフから読み取れます。14時台では唯一、ドコモがLINEモバイルよりも速度が下回る状況になりましたが、その後は徐々に速度が回復していく様子が分かります。

ドコモと見比べるとLINEモバイルの測定数値が低いような印象を受けますが、他の格安SIMと比べると、一部の時間帯を除き、24時間通して10Mbps前後の通信速度が出ているため、とても安定した通信状況だといえます。10Mbps以上の通信速度は実際のデータ通信に換算すると、高画質な動画や画像を含めてスムーズに閲覧できる速度であるため、実際に使う分には十分な受信速度といえます。

また、送信速度に関しては、利用者が少なくなる深夜帯でお互いの送信速度は、ほぼ等しい数値を記録しています。ただし、日中の時間帯では両者の送信速度の差に大きな開きがある点が気になります。LINEモバイルの送信速度は、夕方ごろから速度が下がりはじめていきますが、午後の時間帯では受信速度よりも高い数値が出ているのは大きなポイントといえるでしょう。

LINEモバイルに関する通信速度の最大値・平均値について

キャリア名 最大値 平均値
受信速度 送信速度 受信速度 送信速度
LINEモバイル 14.8Mbps 15.9Mbps 11.0Mbps 10.0Mbps
ドコモ 24.8Mbps 22.8Mbps 17.3Mbps 14.2Mbps

※赤い箇所について、各値に対する優位性が高いものを示しています。

上記の表は、LINEモバイルとドコモの最大値・平均値を算出したものです。表からドコモがすべての項目で優位となる算出結果となり、やはり回線供給元であるキャリア回線は安定しているという裏付けにもなったともいえます。

LINEモバイルの受信速度は最大値14.8Mbps、平均値11.0Mbps、ドコモ最大値24.8MBps、平均値17.3Mbpsと10Mbps以上もの違いがあることが分かります。通常利用の範囲で使用する分には、10Mbpsほどあれば問題ないため、LINEモバイルでも支障はない範囲です。

そして、送信速度については、LINEモバイルは最大15.9Mbps、平均10.0Mbps、ドコモ最大22.8Mbps、平均14.2Mbpsと僅かながらドコモの方が優位となっています。高画質な動画や画像をアップロードしなければ、時間がかかりすぎることはないので、もし通信状況が不安定な場合は適宜Wi-Fiに切り替えるとよいでしょう。

総評

今回の測定結果では、LINEモバイルよりもドコモの方が送受信ともに高いパフォーマンスを示しました。単純に通信速度で見るとドコモ有利のように思えますが、比較したときのLINEモバイルの特徴は月々500円から利用できる点です。ドコモの月額料金の平均がおおよそ7,000~8,000円に対して、1GBのデータ容量がついたLINEフリープランの場合、たったの500円という格安SIMならではの破格な料金設定となっています。

さらに、LINEモバイルはほかの格安SIM(MVNO)と異なり、カウントフリー機能というものがあります。一般的に、SNSの閲覧や投稿などをする場合、通常どおりデータ通信量が加算されますが、LINEモバイルのコミュニケーションフリープランにすると、LINEをはじめtwitterやフェイスブックなどのSNSが無制限で利用できるサービスを実施しています。※LINEフリープランの場合は、カウントフリーの対象SNSはLINEのみです。

つまり、SNSに接続する場合は、画像の閲覧やダウンロード、また画像などをアップロードする際もデータ通信量がかからないため、SNSの利用が多い人にとってはおすすめの格安SIMです。LINEモバイルが使用しているドコモ回線は、ほかにも多くの格安SIM(MVNO)が利用していることから、ドコモユーザーよりも回線の混雑状況に影響を受けやすいと思われます。カウントフリー機能があったとしても通信環境が整っていないと意味がないので、今後も安定した通信速度が確保できるよう運営側の対応に期待したいところです。

なお、測定環境によって、各社の電波状況や通信速度が異なる場合があります。LINEモバイルの測定数値は3月28日(火)12時~3月29日(水)11時までの測定結果をもとにしています。また、比較基準として使用したドコモの数値は3月8日(水)12時~3月9日(木)11時のデータを参照しています。

これまでのキャリアを含めた測定結果に関しては、下記からご参考にしていただけたらと思います。今後も引き続き、格安SIM(MVNO)の通信速度の調査を進めて参ります。

注意事項

※測定に利用した端末は、各社の「Galaxy S6 edge」(simロック解除済み)を利用しています。端末によって利用できない周波数が出ないよう考慮し測定を実施しています。

※本測定結果は、実測データを元にした調査結果です。実測結果は測定時間や周囲の環境などの諸条件により変動します。また、各通信会社ともネットワークの品質向上に日々取り組んでいるため、あくまでも取得時のデータです。

キャリア・格安SIM(MVNO)の関連記事

  • 【全12社・24時間測定比較】キャリア&格安SIMの通信速度の調査報告
  • ドコモ・au・ソフトバンクにおける通信速度比較評価【24時間測定】
  • mineoのDプランとAプランの通信速度を比較調査【格安SIM(MVNO)24時間測定】
  • 【OCNモバイルONE編】格安SIM(MVNO)の通信速度を24時間比較調査
  • UQモバイルの通信速度を調査【格安SIM・MVNO24時間比較】
  • ワイモバイルの通信速度を比較調査【格安SIM・MVNO24時間測定】
  • 【FREETEL編】24時間比較! 格安SIM・MVNOの通信速度を徹底調査
  • 格安SIM・MVNO比較!IIJmioの通信速度を24時間調査
  • イオンモバイルの通信速度を調査【格安SIM・MVNO24時間測定】
TOPへ戻る