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通信速度比較

ドコモ・au・ソフトバンクにおける通信速度比較評価【24時間測定】

2017/03/15

ドコモ・au・ソフトバンクにおける通信速度比較評価【24時間測定】

「スマホプラン.com」では定期的に各キャリアの通信速度を計測しています。各キャリアの通信速度は、地域や時間帯、地理的条件などのさまざまな要因によって変化するため、各キャリアが公式に発表している通信速度の数値どおりに速度が出ることはほとんどないのが一般的です。そのため、実際に測定アプリを使い、どのくらい通信速度の数値が出ているのか確認する必要があります。

普段、東京駅で実測調査を行っているのですが、今回は横浜みなとみらいにあるビルの室内にて、弊社開発の通信計測アプリ「PS-Test」を用いて、大手キャリア3社の通信速度を24時間かけて調査しました。時間帯ごとにどのくらい通信速度に変化があるのか、3社の測定結果を見ていきましょう。測定はお昼12時から開始しました。

ドコモ、au、ソフトバンクにおける24時間ごとの通信速度比較一覧

3社の平均受信速度と平均送信速度の調査結果をグラフにしてまとめました。

主要3大キャリアにおける平均受信速度の時間帯別推移

主要3大キャリアにおける平均受信速度の時間帯別推移

受信速度に関しては、大手キャリアの中で「au」が24時間をとおした受信速度の平均値で20.3Mbpsを記録し、良好なパフォーマンスを示しました。ただし、今回の調査に至って、測定開始時点での受信速度にて10Mbpsを下回る状態が続いていましたが、深夜にかけて通信速度が改善していく様子が確認できます。

また、時間帯別で観察すると、3社とも共通して利用者が少ない深夜の時間帯に高い数値を表しています。各社の受信速度の数値が頂点に達した時間帯では、ドコモは4~5時台に24.8Mbps、ソフトバンクは5時台に34.1Mbps、auは3時を境に通信速度が40Mbps付近へ大きく回復しており、頂点の数値では60Mbpsを超える結果となりました。その後、ドコモ、ソフトバンクについては会社の出勤や通学などの通勤時間帯を向かえるにつれて、受信速度が低下していく過程がグラフから読み取れます。

主要3大キャリアにおける平均送信速度の時間帯別推移

主要3大キャリアにおける平均送信速度の時間帯別推移

送信速度については、3社のうち「ドコモ」が送信速度の平均値で14.2Mbpsを記録し、もっとも高いパフォーマンスを示しています。今回計測した日は24時間をとおして安定した送信速度が出ていたようです。ソフトバンクは速度の増減が少ないものの、全体の数値が低く、他社と比べると厳しい状況がうかがえます。一方auに関しては、20時から深夜2時までドコモと同じくらいの速度が出ていましたが、深夜3時にかけて大幅に速度が低下し、その後速度が安定しない状態のまま24時間が経過しました。

ドコモにおける通信速度の時間帯別推移のグラフ

ドコモにおける通信速度の時間帯別推移

ドコモでは、最高受信速度24.8Mbps、最高送信速度22.8Mbpsの数値を示しました。今回の測定では、送信速度がau、ソフトバンクと比べて優位な結果となっています。測定開始時刻の12時から16時の間で通信速度が大きく増減している様子がグラフから読み取れ、それ以降の時間帯は13Mbps前後の速度を保ちながら、安定した通信状況を維持しています。

auにおける通信速度の時間帯別推移のグラフ

auにおける通信速度の時間帯別推移

auでは、最高受信速度61.2Mbps、最高送信速度11.7Mbpsと、受信速度に関しては圧倒的なパフォーマンスを発揮しています。一時受信速度が安定しない事態もありましたが、結果として他社よりも速いことを裏付ける形となりました。特に、今回の測定においては、深夜3時台から顕著に通信速度に変化が出ていました。これは、利用している基地局が変わったことが取得しているセル情報から見て取れますので、LTEのFDDモード通信からTDDモード通信へ切り替わったことにより、送信・受信速度が変化したのではないかと思われます。

ソフトバンクにおける通信速度の時間帯別推移のグラフ

ソフトバンクにおける通信速度の時間帯別推移

ソフトバンクでは、最高受信速度34.1Mbps、最高送信速度7.9Mbpsの数値を示し、他社と比べるとちょうど中間に位置付ける形となりました。受信速度に関して、深夜0時から通信速度のパフォーマンスを発揮している反面、朝に向かうにつれ速度が下がっていく点が気になります。また残念ながら、送信速度に至っては苦しい場面が続く形になり、厳しい状況にあることが分かります。

ドコモ、au、ソフトバンクに関する通信速度の最大値・平均値について

キャリア名 最大値 平均値
受信速度 送信速度 受信速度 送信速度
ドコモ 24.8Mbps 22.8Mbps 17.3Mbps 14.2Mbps
au 61.2Mbps 11.7Mbps 20.3Mbps 7.8Mbps
ソフトバンク 34.1Mbps 7.9Mbps 18.2Mbps 5.1Mbps

※赤い箇所について、各値に対する優位性が高いものを示しています。

各社の最大値と平均値を算出した結果、受信速度の最大値と平均値がともにauが優勢となりました。測定開始時点の受信速度はあまり高くない数値を示していましたが、その後の受信速度の急激な改善により、平均すると受信速度全体の数値が底上げされ、高い数値を記録しました。

送信速度の点では、同様に最大値と平均値でドコモが有利となり、他社と比べて2倍近く数値に差があります。24時間をとおして安定した送信速度を記録し、他社よりも一歩リードしている状況となっています。

総評

今回の測定では、大手キャリア3社の通信速度推移がよく分かる結果となりました。大手キャリアでもやはり時間帯によって通信速度は変化し、特にauでは利用する基地局により大きく通信速度が変化する結果が確認できました。ドコモ、ソフトバンクは受信速度で約10Mbps以上をキープしており、快適にスマホが利用できることを示しました。
なお、場所によって各社の電波状況や通信速度は異なりますので、今回の結果は3月8日(水):12時-3月9日(木)11時における横浜みなとみらいにあるビルの室内における各社の通信速度推移として参考にして頂ければと思います。
今後も、MVNOを含めた通信速度の推移比較を行っていきたいと思います。

注意事項

※測定に利用した端末は、各社の「Galaxy S6 edge」(simロック解除済み)を利用しています。端末によって利用できない周波数が出ないよう考慮し測定を実施しています。

※本測定結果は、実測データを元にした調査結果です。実測結果は測定時間や周囲の環境などの諸条件により変動します。また、各通信会社ともネットワークの品質向上に日々取り組んでいるため、あくまでも取得時のデータです。

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