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iPhone 8, iPhone Xが発表、3.5GHz(Band42)対応で更なる高速通信へ

2017/09/17

9月12日にAppleからiPhone8、iPhone8 Plus、iPhoneXが発表され、9月22日にiPhone8、iPhone8 Plusが発売、iPhoneXは11月3日に発売となっています。
既に9月15日の16時よりiPhone 8/Plusの予約が始まり、あわせてドコモ、au、ソフトバンクの各キャリアからも値段が発表され予約受付が開始されました。

3モデルとも大きくスペックを向上しており、ワイヤレス充電に対応しています。また10周年モデル「iPhone X(テン)」は有機ELディスプレイ搭載でホームボタンなしの斬新なデザインとなっています。
また、通信速度もiPhone7の最大受信速度450Mbpsから800Mbpsへ大幅にアップしています。

ここでは、通信速度に焦点を当て、iPhone8/Xが対応するLTEの周波数をiPhone7と比較して見てみます。

・iPhone8/X
FDD-LTE:1, 2, 3, 4, 5, 7, 811, 12, 13, 17, 1819, 20, 21, 25, 2628, 29, 30, 66
TDD-LTE:34, 38, 39, 40, 41, 42

・iPhone7
FDD-LTE:1, 2, 3, 4, 5, 7, 811, 12, 13, 17, 1819, 20, 21, 25, 26, 27, 29, 30
TDD-LTE:38, 39, 40, 41

*赤でハイライトした文字が日本で運用されている周波数(Band)

ここから、iPhone8/Xでは新しくFDDの700MHz帯Band28、TDDの3.5GHz帯band42が新たに追加されているのがわかります。
3.5GHz帯のBand42はドコモ、au、ソフトバンクの各社とも40MHz幅(20MHz×2)が割り当てられており、現在Band42に対応している端末は少ないことから、iPhone8/XでBand42を利用できる環境であれば、かなり通信速度を向上させることが可能になります。
また、iPhone8/XではiPhone7では対応していなかった、FDDとTDDを両方利用したキャリアアグリゲーション(CA)が可能になっており、また周波数を束ねる数も4つまでに増えています。
・iPhone8/X:4CCA、FDDとTDDをまたがり、4つまでの周波数をCA可能
・iPhone7  :3CCA、FDDまたはTDDどちらかの周波数で3つまでの周波数をCA可能

■ドコモの受信速度対応例
いちはやく3.5GHzの導入を進めてきたドコモ、3.5GHzが展開されている場所であれば下記のようなFDDとTDDをあわせたキャリアアグリゲーション利用で大きなスピードアップが見込めます。

■各社の周波数展開状況

今回、ローデ&シュワルツ製のスキャナ:TSMAを利用し、横浜駅東口にてドコモ、au、ソフトバンクのLTEで運用されている周波数を確認してみました。
TSMA:各種テクノロジー、マルチバンド測定に対応可能な柔軟性の高いスキャナ

このスキャナのAuto Channel Detection機能を用いた結果がこちら(測定日:2017年9月15日)

運用されている周波数をまとめると下記になります。

この結果より、まだiPhone8/Xで新しく採用された700MHz帯、3.5GHz帯の運用が、各社ともに横浜駅周辺では展開されていない事が分かりました。現在各社とも3.5GHz帯の展開を進めている状況ではあるものの、展開される場所は限られる可能性が高いため、3.5GHzを利用した通信速度向上の恩恵を受けれるのはもう少し先といったところでしょうか。

ただ、各社とも3.5GHzを利用したキャリアアグリゲーションの展開を進めていくため、3.5GHzが展開された場所でiPhone8/Xがどの程度通信速度を向上するのかが楽しみです、これからは混雑した場所においても高画質の動画をストレス感じることなくリアルタイムで見れる時代が来そうですね。

スマホプランではiPhone8発売後に通信速度の調査を実施してみたいと思います。

 

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