トップページ > コラム一覧 > 【OCNモバイルONE編】格安SIM(MVNO)の通信速度を24時間比較調査

通信速度比較

【OCNモバイルONE編】格安SIM(MVNO)の通信速度を24時間比較調査

2017/03/27

【OCNモバイルONE編】格安SIM(MVNO)の通信速度を24時間比較調査

有名プロバイダのOCNが提供する「OCNモバイルONE」について、24時間かけて通信速度の実測調査を実施しました。測定には弊社開発の測定アプリ「PS-test」を用いて、各時間帯の受信速度と送信速度を計測し、通信速度の変化を集計しております。実測調査では、横浜みなとみらいにあるビルの室内にて、お昼の12時から翌日の11時まで測定を行いました。

OCNモバイルONEの回線は、NTTドコモの通信回線を利用していることから、OCNモバイルONEの集計データの参考基準値として、NTTドコモの実測値を参照しています。OCNモバイルONEとNTTドコモとの通信速度はどのくらい違いがあるのか測定結果を詳しく見ていきましょう。

OCNモバイルONEにおける通信速度の時間帯別推移

OCNモバイルONEにおける通信速度の時間帯別推移

上図から、OCNモバイルONEとNTTドコモの受信速度と送信速度を比較すると、受信速度に関して、17時~23時までの時間帯では、NTTドコモは15~20Mbpsの範囲で速度が安定していますが、OCNモバイルONEでは5Mbps以下で速度が推移しているのが見て取れます。この時間帯は学校や仕事が終わり、通信回線が混み合う時間帯であるため、もしデータの読み込みが遅い場合には、できるかぎりWi-Fi接続に切り替えるなどして対処するとよいでしょう。

また、それ以外の時間帯では、回線が混雑するお昼の12時や朝の8時においても、著しく速度が低下する傾向にあることが集計データから分かります。OCNモバイルONEのユーザーは、メールやインターネットなどデータ容量があまりかからないもの以外は、混雑する時間帯でデータ容量の大きいアプリや動画などの利用は避けるようにしておきましょう。

送信速度に関しては、受信速度と同様に、混雑時間帯で差が大きく表れています。ただし、お昼や深夜の一部の時間帯にかぎり、ドコモよりもOCNモバイルONEの方が高いパフォーマンスを示している場面もありました。24時間をとおした全体の平均値で見ると、OCNモバイルONEは9.7Mbpsに対し、NTTドコモでは14.2Mbpsとなり、NTTドコモの方が安定した通信状況であるといえます。

OCNモバイルONEに関する最大値・平均値について

キャリア名 最大値 平均値
受信速度 送信速度 受信速度 送信速度
OCNモバイルONE 24.1Mbps 16.7Mbps 11.7Mbps 9.7Mbps
ドコモ 24.8Mbps 22.8Mbps 17.3Mbps 14.2Mbps

※赤い箇所について、各値に対する優位性が高いものを示しています。

上記にある表は、各社の最大値と平均値を算出しまとめたものです。OCNモバイルONEとドコモの最大受信速度は、OCNモバイルONE24.1Mbps、ドコモ24.8Mbpsと近しい数値となり、ともに深夜の時間帯で数値が上がっている結果となりました。しかし、全体の平均受信速度を換算した場合、OCNモバイルONE11.7Mbps、ドコモ17.3Mbpsと数値に開きが生じます。差が生まれた要因として、17時~23時の間でOCNモバイルONEの通信に不安定な状態が続いた影響により、全体の数値が引き下げられたことが挙げられます。

送信速度の最大値・平均値については、OCNモバイルONEの最大値16.7Mbps、平均値9.7Mbps、ドコモの最大値22.8Mbps、平均値14.2Mbpsで、やはり回線供給元であるドコモの方が通信状況が安定しているようです。しかし、OCNモバイルONEでも、圧縮した画像であれば、SNSに投稿する分にはあまり時間がかからずに行えるでしょう。高画質な画像や動画の場合は通信容量が大きくなるので混雑する時間帯での利用は避け、なるべくWi-F接続での利用をおすすめします。

総評

今回の測定結果では、OCNモバイルONEとドコモと比べると、送受信ともにドコモの方が高いパフォーマンスを発揮しました。中でも受信速度では、夕方からの時間帯からOCNモバイルONEの通信環境が思わしくない点が気になります。深夜帯などではそれほど変わらず安定した接続が行えているので、その他の時間帯での通信速度の向上が課題といえるでしょう。

格安SIMのユーザー数でいうと、OCNモバイルONEが事業者の中で最も多いシェアを獲得しています。OCNモバイルONEはNTTコミュニケーションズが提供していますので、同じNTTグループであるNTTドコモもキャリア間で業界首位のシェアを占めていることになります。OCNモバイルONEは、NTTという信頼あるブランド力と、また光回線OCN光を同時契約することで安く光回線とスマートフォンを利用できるプラン等があり、魅力のある格安SIMの1つとなっています。今後、さらなる契約者数の増加により、ドコモ回線の圧迫が予想されるので、通信状況の改善に向けたグループ間での取り組みに期待が高まります。

なお、測定環境により、各社の電波状況や通信速度が異なる場合があります。OCNモバイルONEの集計データは3月16日(木)12時~3月17日(金)11時までの測定結果をもとにしています。また、比較基準として参照したドコモの値は3月8日(水)12時~3月9日(木)11時のものを参考にしています。次回もそのほかの格安SIM(MVNO)の通信速度の調査を実施したいと思います。これまで測定結果に関しては、次に紹介したページをご参考にしていただけると幸いです。

注意事項

※測定に利用した端末は、各社の「Galaxy S6 edge」(simロック解除済み)を利用しています。端末によって利用できない周波数が出ないよう考慮し測定を実施しています。

※本測定結果は、実測データを元にした調査結果です。実測結果は測定時間や周囲の環境などの諸条件により変動します。また、各通信会社ともネットワークの品質向上に日々取り組んでいるため、あくまでも取得時のデータです。

キャリア・格安SIM(MVNO)の関連記事

  • 【全12社・24時間測定比較】キャリア&格安SIMの通信速度の調査報告
  • ドコモ・au・ソフトバンクにおける通信速度比較評価【24時間測定】
  • mineoのDプランとAプランの通信速度を比較調査【格安SIM(MVNO)24時間測定】
  • UQモバイルの通信速度を調査【格安SIM・MVNO24時間比較】
  • ワイモバイルの通信速度を比較調査【格安SIM・MVNO24時間測定】
  • 格安SIM・LINEモバイルの通信速度比較【MVNO24時間測定】
  • 【FREETEL編】24時間比較! 格安SIM・MVNOの通信速度を徹底調査
  • 格安SIM・MVNO比較!IIJmioの通信速度を24時間調査
  • イオンモバイルの通信速度を調査【格安SIM・MVNO24時間測定】
TOPへ戻る