トップページ > コラム一覧 > 大手キャリア対格安SIM(MVNO)比較調査!【通信速度編】

スマホプラン比較

大手キャリア対格安SIM(MVNO)比較調査!【通信速度編】

2017/02/08

大手キャリア対格安SIM(MVNO)比較調査!【通信速度編】

比較対決後編!ドコモやau、ソフトバンクなど、いわゆる大手キャリアと格安SIMの通信速度を比べていきます。前回の記事では、大手キャリアと格安SIMの月額料金から比較を試み、格安SIMの料金の安さに目を見張る結果となりましたが、はたして今回はどちらに決着がつくのか見ていきましょう。

大手キャリアVS格安SIM(MVNO)の通信速度を比較

両者の通信速度の比較に際して、「スマホプラン.com」が開発した通信速度測定アプリ「Speedea」を用いた調査結果をもとにデータをご紹介していきます。当サイトでは、定期的に各キャリアの通信速度を調査するため、現地に赴き、もっとも混み合う時間帯と場所で調査をしております。

調査方法は、日常的に人が多く集まる東京駅を調査場所に指定し、お昼の休憩時間と重なり回線がもっとも混み合う時間帯の12時~13時の間を混雑時、それ以外の時間帯を平常時として各キャリアそれぞれ3回ずつ測定しています。

ドコモ、au、ソフトバンクの通信速度・測定結果

docomo_chap

ドコモ
平常時
平均UL 平均DL
13.9 18.6
混雑時
平均UL 平均DL
9.9 17.7

au_chap

au
平常時
平均UL 平均DL
2.4 47.5
混雑時
平均UL 平均DL
2.5 46.6

sb_chap

ソフトバンク
平常時
平均UL 平均DL
22.9 38.7
混雑時
平均UL 平均DL
22.3 35.9

※直近3ヶ月に対する通信速度を平均化し小数点第二位で四捨五入して計算しております。詳しい測定結果は「通信速度グラフ」からご確認ください。

上記の結果から、大手キャリアの通信回線の場合、平常時と混雑時でもあまり影響が少ないことがわかります。もちろん、日によって局地的に回線がかなり混み合いつながりにくい状態のこともありますが、全体を通すと安定的に回線を供給できているようです。

ドコモの場合、auやソフトバンクよりも多く、自社の回線を格安SIM(MVNO)に貸出しているため、3社と比べると通信速度が低い傾向にあります。ドコモの回線を使用しているMVNOは、楽天モバイルやイオンモバイルなど、全体のほとんどのMVNOが利用しているため、今後ますます回線の混雑が予想されるでしょう。

auの回線では、数字から顕著に表れているとおり、ダウンロード時の速度がもっとも速く、インターネットの閲覧やメールの受信に関しては常時通信速度が安定していると読み取れます。ただし、その代わりに平均ULの速度が低く、画像などのデータファイルの送信には時間がかかるため、データを送信する場合は、Wi-Fiがつながる環境で行うとよいでしょう。

そして、ソフトバンクの場合、通信速度に関してはドコモとauのちょうど中間に位置づけしています。auと同じくらいのダウンロードの速さがありながらもアップロードも早く行える、まさにかゆいところに手が届く通信サービスを提供しています。

続いて、気になる格安SIM(MVNO)の通信速度を見ていきましょう。

MVNO7社の通信速度・測定結果

Ymobile_chap

ワイモバイル(ソフトバンク回線)
平常時
平均UL 平均DL
18.8 28.7
混雑時
平均UL 平均DL
14.4 17.3

UQmobile_chap

UQモバイル(au回線)
平常時
平均UL 平均DL
3.0 43.0
混雑時
平均UL 平均DL
2.8 34.3

RakutenMobile_chap

楽天モバイル(ドコモ回線)
平常時
平均UL 平均DL
10.0 12.2
混雑時
平均UL 平均DL
8.0 0.3

OCNmobile_chap

OCNモバイルONE(ドコモ回線)
平常時
平均UL 平均DL
7.4 12.1
混雑時
平均UL 平均DL
7.5 1.1

IIJmio_chap

IIJmio(ドコモ回線)
平常時
平均UL 平均DL
8.7 19.3
混雑時
平均UL 平均DL
6.3 1.5

Freetel_chap

FREETEL(ドコモ回線)
平常時
平均UL 平均DL
8.4 15.4
混雑時
平均UL 平均DL
3.9 1.1

linemobile_chap

LINEモバイル(ドコモ回線)
平常時
平均UL 平均DL
10.8 15.6
混雑時
平均UL 平均DL
10.5 14.7

※詳しい測定結果は「通信速度グラフ」からご確認ください。

上記の結果から、7社中5社はドコモ回線を利用していることがわかります。今回の調査対象には含まれていませんが、DMMモバイルなどもドコモ回線を利用しているので、契約の際にどの回線を利用しているかも判断する必要があります。

特にMVNOの場合、上記データから分かるように平常時であれば問題なく使用できますが、混雑する時間帯では通信速度への影響が顕著に表れます。日常的な回線の混雑に大きく影響を受けると考えると、万が一災害時の緊急時では、ほとんど速度が安定しない状態になる可能性が高いと思われます。

前述のとおりMVNOでは、大手キャリアの回線を借用しているため、はじめにある程度の回線を借り、ユーザー数に応じて回線を小分けして提供します。したがって、MVNO事業者は利用者が増加するたびに、その都度回線を借りる必要がありますが、ドコモのように自社が抱えているユーザー以外に複数ものMVNO事業者に回線を貸出していると、供給元の回線がひっ迫していきます。

そういった場合、最初に影響を受けるのは、もちろんドコモ回線を利用しているMVNO事業者のユーザーであると想定できます。現状、混雑した場合、通信速度に影響が出ているため、さらに、今後MVNOの参入が増え続けていくと、必然的にドコモ回線の利用者が増加し、通信速度への影響につながることが想像できるので、企業としての対応策が今後求められていくことでしょう。

一方、UQモバイルやワイモバイルに関しては、セカンドブランドとしての位置づけになるため、厳密にはMVNOとは言えないのですが、ほかのMVNOと比べても混雑時でも通信速度に影響がなく、つながりやすい状態であるといえます。

特にUQモバイルはauの回線を使用しているため、アップロードの速度が安定しないのが目立ちますが、インターネットで調べものをする程度では問題ないでしょう。

どちらを選ぶべきなのか

前半と後半と2回に渡り、大手キャリアと格安SIM(MVNO)の月額料金と通信速度について比較してきましたが、最終的にどちらを選ぶべきであるのでしょうか。料金の安さと通信速度の安定性の2軸をもとに対応表を作成しましたので、ご確認いただけたらと思います。

大手キャリアと格安SIMにおける月額料金と通信速度の対応表

人によってどちらに重きを置くかは異なるので一概には言えませんが、これまでの比較結果から考えると、格安SIMにすると4,000円も通信費が抑えられるため、月額料金を安く済ませたい方には、対応表の緑色で囲った格安SIM(MVNO)の中から選択するのが賢明ではないかと思います。

ただし、ただ金額が安くなくても、通信速度が安定しサポートやキャリアメールなどを求めている人にとっては、大手キャリアのまま様子を見てゆっくり考えてみるといいでしょう。

そして、料金も抑えたいし、通信速度も安定している方がいいという人には、対応表のオレンジ色の枠に囲っているワイモバイルやUQモバイル、LINEモバイルなどが選択肢としてベターではないでしょうか。ぜひ、今後のキャリア選びの参考になればと思います。

TOPへ戻る