トップページ > コラム一覧 > 格安SIM・MVNO比較!IIJmioの通信速度を24時間調査

通信速度比較

格安SIM・MVNO比較!IIJmioの通信速度を24時間調査

2017/04/06

格安SIM・MVNO比較!IIJmioの通信速度を24時間調査

格安SIMのひとつ、「IIJmio(アイアイジェイ・ミオ)」の通信速度について、24時間かけて実測値の調査を行いました。当サイト「スマホプラン.com」が開発した測定アプリ「PS-Test」を用いて、送受信速度などの通信情報を集計し、各時間帯における通信状況をまとめました。集計データについて、横浜みなとみらいにあるビルの一室から、混雑時間帯となる午前12時から翌日の午前11時までの間の通信情報を記録しています。

IIJmioはマルチキャリア対応で、ドコモ回線のタイプDとau回線のタイプAのどちらかが選べるプラン内容となっております。今回の実測調査では、ドコモ回線のタイプDのSIMカードを使用しているため、集計データの参考基準値としてドコモの実測値を参照しています。同じ回線を利用するSIMで各時間帯の通信速度にどれほど変化があるのか、測定結果をまとめた次のグラフを参考に詳しく見ていきましょう。

IIJmioにおける通信速度の時間帯別推移

IIJmioにおける通信速度の時間帯別推移

上記のグラフから、IIJmioとドコモの通信速度を比べると、受信速度に関して、回線供給元であるドコモの方が高いパフォーマンスを発揮する結果となりました。IIJmioの受信速度は、混雑時間帯のお昼の12時台、仕事が終わりはじめる17時~18時台、朝の通勤時間帯の8時台に速度制限がかかっている状態が確認できます。

しかし、日が昇る明るい時間帯に限れば、回線の混雑が解消されると10Mbpsを越す受信速度が出ているため、混雑時間帯での利用を避ければ快適なデータ通信が行えるでしょう。ただ、17~23時までの時間帯は、5Mbpsにも及ばない通信状況であるので、その時間帯ではデータ容量がかからないメールの確認や、もしくはWi-Fi接続に切り替えることをおすすめします。

また、送信速度に関しては、平均して10Mbpsほどの速度が出ており、TwitterやFacebookなどのSNSに画像の投稿をする分には十分な通信速度であるといえます。各時間帯で見た場合、17時~23時までの間で受信速度は低迷していたのに対し、送信速度は良好な数値を示しています。さらに深夜帯になると、受信速度は改善している一方、一部の時間帯を除き送信速度が伸び悩んでいます。全体的に受信速度と送信速度が反比例する動きを見せ、興味深い測定結果となりました。

IIJmioに関する通信速度の最大値・平均値について

キャリア名 最大値 平均値
受信速度 送信速度 受信速度 送信速度
IIJmio 24.3Mbps 18.3Mbps 10.4Mbps 10.2Mbps
ドコモ 24.8Mbps 22.8Mbps 17.3Mbps 14.2Mbps

※赤い箇所について、各値に対する優位性が高いものを示しています。

上記は、各社の通信速度に対する最大値と平均値を算出した表です。すべての項目でドコモがIIJmioよりも数値が高いことが分かります。IIJmioの受信速度は、最大値24.3Mbps、平均値10.4Mbps、ドコモ最大値24.8Mbps、平均値17.3Mbpsとなり、最大値に関しては両者とも近い数値を示していますが、平均値となると差が開く結果となりました。

2社の平均値の差が生じた要因として、混雑時間帯でのIIJmioの数値が思わしくない状態が続いたためと思われます。混雑時間帯での数値が大きく足を引っ張る形となり、全体の平均値が引き下がってしまいました。とはいえ、IIJmioの平均値は10Mbps以上超えていることから、動画の視聴や高画質な画像をダウンロードしてもストレスがない通信速度ではあります。前述のグラフから、速度が低下する可能性が高い時間帯を避けることで、快適なデータ通信が可能になるでしょう。

また、送信速度に関しては、IIJmioの最大値18.3Mbps、平均値10.2Mbps、ドコモ22.8Mbps、14.2Mbpsと、同じくドコモが優勢となっています。なお、メールの送信やスマホで撮った写真をアップロードする分には、普段使用する上で気になることは少ないと思います。各時間帯においては、IIJmioの数値がドコモより優位となる場面もありましたが、基本的に回線供給側であるドコモの方が格安SIMより速度が安定している点を考慮しましょう。

総評

今回の測定について、IIJmioはドコモより総合的に低いパフォーマンスとなっています。どうしても格安SIMの性質上、既存のキャリア回線を利用してサービスを提供しているため、自社以外に他社のユーザー状況などから影響を受けやすい環境にあります。また、格安SIM事業者が保有している回線に制限があるため、ユーザー数が急激に伸びると回線が混雑し、日常的に速度が不安定な状態になる可能性が高いことが予想されます。

通信速度以外に、別の視点からIIJmioとドコモを比べると、一番の違いは月額料金の安さが挙げられます。格安SIM全般に言えることですが、大手3キャリアのプランを契約した場合、月額7,000~8,000円ほどの月額料金がかかります。一方、IIJmioをはじめとする格安SIMにした場合、月額1,000~2,000円ほどの金額に収まってしまいます。

IIJmioでは、3GBミニマムスタートプランの場合、タイプD・タイプAともに900円から利用でき、余ったデータ量は翌月に繰り越せるサービスなどがあります。さらに電話かけ放題のオプションも選択可能で、月々830円でIIJmio間の通話が30分間無料となり、ほかのユーザー同士では5分間かけ放題となっています。ドコモなどのキャリアのかけ放題プランでは、5分かけ放題のライトプランでも月々1,700円の料金がかかるので、IIJmioよりも2倍以上の金額がかかる計算になります。

格安SIMを利用する際は、月額料金が抑えられるメリットを含めて、通信速度の問題を考えていく必要があります。混雑時間帯の通信速度になると、WEBサイトを1ページ閲覧するだけで何十秒も時間がかかる場合があります。今の時点では不安定な状態であるので、IIJmoの運営側にとっては如何にして通信速度を担保しながら、独自のサービスを提供していくかがカギとなるでしょう。

なお、測定環境によって、各社の電波状況や通信速度が異なる場合があります。IIJmioの測定数値は3月30日(木)12時~3月31日(金)11時までの測定結果をもとにしています。また、比較基準として使用したドコモの数値は3月8日(水)12時~3月9日(木)11時のデータを参照しています。

これまでのキャリアを含めた測定結果に関しては、下記からご参考にしていただけたらと思います。今後も引き続き、格安SIM(MVNO)の通信速度の調査を進めて参ります。

注意事項

※測定に利用した端末は、各社の「Galaxy S6 edge」(simロック解除済み)を利用しています。端末によって利用できない周波数が出ないよう考慮し測定を実施しています。

※本測定結果は、実測データを元にした調査結果です。実測結果は測定時間や周囲の環境などの諸条件により変動します。また、各通信会社ともネットワークの品質向上に日々取り組んでいるため、あくまでも取得時のデータです。

キャリア・格安SIM(MVNO)の関連記事

  • 【全12社・24時間測定比較】キャリア&格安SIMの通信速度の調査報告
  • ドコモ・au・ソフトバンクにおける通信速度比較評価【24時間測定】
  • mineoのDプランとAプランの通信速度を比較調査【格安SIM(MVNO)24時間測定】
  • 【OCNモバイルONE編】格安SIM(MVNO)の通信速度を24時間比較調査
  • UQモバイルの通信速度を調査【格安SIM・MVNO24時間比較】
  • ワイモバイルの通信速度を比較調査【格安SIM・MVNO24時間測定】
  • 格安SIM・LINEモバイルの通信速度比較【MVNO24時間測定】
  • 【FREETEL編】24時間比較! 格安SIM・MVNOの通信速度を徹底調査
  • イオンモバイルの通信速度を調査【格安SIM・MVNO24時間測定】
TOPへ戻る